まず仕上がったパースはこんな感じです。
このパースが出来上がるまで手順をレイヤーごとにお見せします。
まず最初は線画の準備です。
A3のコピー用紙にサインペンで線画を描きます。
以前は基本通りに消失点を決めながら2点透視のパースを下書きして、それを元に墨入れしていましたが、最近はCADデータを元に簡単な3D(箱を並べるだけ)を作って、そのデータでアングルを調整し、決まったアングル3Dを出力してそれを元にラフの線画を上書きし、それをなぞってサインペンで線画を作ります。
このパースを描いたときどの方法で描いたか忘れましたが、たぶんこの時は現場の写真を元に部屋の輪郭を決めて、家具だけカタログか何かを参考にしながら描いたと思います。
用紙に描いた線画は、スキャナで読み込み、だいたい2400×1700ピクセル程度(A3で150dpi程度)の画像に調整します。
ベースとなる線画はレイヤーのほぼ最上段になくてはいけないので線だけを活かした透明レイヤーにしなくてはいけません。スキャナで取り込んだ線画の線だけを選択(Photoshop自動選択ツール)してコピペすれば透明の線画レイヤーが出来上がります(下画参照)。これとベースになる白紙レイヤーを準備したら色付けの開始です。 つづく